こんにちは!だいぶ寒くなりましたね。いかがお過ごしでしょうか?
早いもので今年も残り2週間を切りました。改めて皆さまとのご縁に感謝しております。
ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末年始はどのように過ごされますでしょうか?ウイルスの感染状況が落ち着いているとは言え、コロナ禍ですのでご時世柄、日頃の疲れをゆっくり癒す方が多いでしょうか。
そこで気になるのが「お正月太り」ではありませんか?夏から秋までは体重管理が順調なのに、どうしても冬に太ってしまう・・・お正月明けは体が重い・・・なんて経験はありませんか?大幅に太ってしまってからの減量はとても大変です。できれば冬太りをせずに過ごしたいですね。今年の冬の体重管理、一緒に成功させましょう!
【冬太りの原因①体重を意識していないため】
冬は季節的に体に脂肪を溜め込むイメージが強いと思いますが、消費エネルギー以上に食べることがなければ太ることはありません。
冬太りの原因として、まず夏は夏バテで食欲が低下することが多いですが、冬は食欲が戻り食べる量が増えます。
また、冬は何かと食べたり飲んだりする機会が多いですね。冬太りはやはり、ここに着目せざるを得ません。
しかしせっかくのイベント。また一年の締めくくりや始まりは、普段と違ったお料理やお酒で楽しみたいですね。では、どのように体重を管理したら良いでしょうか?
体重(体脂肪)1kg太るには、約7000kcalのエネルギーオーバー状態が必要です。通常私たち成人は、概ね1日約2000kcal程度の食事をしていますので、1日もしくは1食食べ過ぎて体重(体脂肪)1kg太ることは大概の場合は不可能です。ですが、連日エネルギーオーバー状態が続いた時は、どうでしょう?更に、その間体重測定をしていなければ、あたかも急に体重が増えたかのように感じるでしょう。
<冬太り対策:こまめな体重測定
&メリハリの食事>
食べ過ぎた・飲み過ぎた後は、体が重く体重は増えている予測がつくため、体重計に乗るのは非常に億劫ですね。増えた体重を見るのは気持ちがいいものではなく、むしろ避けたいことだと思います。
しかし、ここを見過ごしてしまうと体重測定を見送った分だけ、増えた体重をダイエットしなけれならない日が必ずきます。
「こまめに体重計に乗る!」この体重に意識を持ち続けることが、冬太り対策には本当に大切なことなのです。食べ過ぎた・飲み過ぎた日も、年末年始も、今季は体重計に毎日乗ってみましょう!そして、体重がやや増えてきたなという時期を見過ごさないことが、大幅な冬太りを食い止める第一の方法です。
美味しい食事を楽しむ日と、食べ過ぎ飲み過ぎを控える日と、メリハリをつけて楽しい冬休みを過ごしていただければと思います!
【冬太りの原因②寒くて動かない】
冬は寒くて動きが鈍くなるので、消費エネルギーは下がる方がほとんどです。食べる量や飲む量が増え摂取エネルギーが上がっているにも関わらず、消費できなければ脂肪として溜め込み、太ってしまいます。
しかし、実は寒い季節は体温を保つためにエネルギーを使うため代謝は上がっているのです。運動ができれば、冬は痩せやすい季節ということですね。
寒いと筋肉や関節が硬くなり、急に動かすとケガや痛みの原因となりますので、ウォーキングをする場合でも柔軟体操やストレッチなど準備体操をしてからスタートすることをお勧めします。
また、可能な限り天候がよく比較的暖かい時間帯を選んで「一歩外へ!」運動を開始していだければと思います!初詣で外出したついでにもう一歩、周辺を散歩しよう〜くらいの軽い気持ちで運動量を上げてみてはいかがでしょうか!
【冬太りの原因③むくみ太り】
冬は気温が下がり身体が冷えることから血行が悪くなり、むくみやすくなる季節です。そこに、運動量の低下、さらには筋肉量の低下が加わることでむくみを助長してしまいます。むくみ対策としても、身体を動かすことは大切なことですね。
また冬は汗をかかないため、水分摂取が少なくなります。意識的に水分を摂る機会も減ると思います。水分不足の状態では体に自然と水を溜め込み、返ってむくみを悪化させてしまいます。冬でも適度な水分摂取が必要です。
その水分摂取をする際に気をつけたいのは塩分。身体を温めるために、スープやおみそ汁などの汁物、鍋物、おでんなどが多くなると、水分と同時に塩分摂取量も多くなります。塩分の取りすぎは、血液内のナトリウム濃度を一定に保つために水分を引き込みます。むくみの原因となりますので、汁物等の摂りすぎには注意しましょう。
今年も一年、本当にお疲れ様でした。そして、大変お世話になりました。一年の疲れを癒してください!皆さまの健康管理をこれからも応援しております!来年も元気にお会いしましょう。ありがとうございました!
管理栄養士 清水里子